ウズベキスタン旅行ならこれを買いたい! 伝統工芸品からバザール土産まで網羅する、おすすめのウズベク土産紹介

日本からの旅行客も年々増えてきているウズベキスタン。

観光地として魅力的なウズベキスタンには、お土産物や手工芸品も魅力的なものがたくさん!

伝統的な工芸品は、その見た目の美しさ、職人の技術力のすごさだけでなく、歴史・文化にかかわるエピソードや、都市ごとに特徴があるのも面白さの一つ。

各地のお土産物屋で見つかるかわいい雑貨から美しい伝統工芸品、バザールで買えるお手軽な食べ物まで、ウズベキスタンでおすすめのお土産を紹介していきます。

一生モノの逸品と出会える 伝統と職人技の詰まった手刺繍スザニ&リシタン陶器

【スザニ】

刺繍生地「スザニ」は、18世紀頃からつづく、中央アジアあたりの伝承文化。

嫁入り道具として、スザニを、そして縫い方も母親や親族から娘、孫へと受け継がれてきました。

結婚の際に自分で縫ったスザニをもつという伝統は、時代とともになくなってきましたが、購入したものなど、現在も多くの家庭で何かしらのスザニを持参していきます。

スザニは家庭や地域によってデザインが異なり、全て一点ものです。

大きな布一面に余すところなく広がる数々の花や果実、隙間なくみっちり縫われた色とりどりの刺繍は、時を忘れて見惚れる美しさ。

手作業で一針一針丁寧に縫われるところを想像し、思わずため息が零れます。

大きなスザニはベッドカバーやソファカバー、ダイニングテーブルのクロスやカーテンなどに、小さい生地はサイドテーブルのクロスやタペストリーに、様々な用途に使用でき、一枚でもお部屋の雰囲気がパっと華やぎます。

スザニをじっくり観察すると、一部、デザインの下書きが残っているのに刺繍されていない部分が。

これは縫い忘れではなく、わざと下書きを少し残すそう。

完璧に刺繍したものは素晴らしいものだと多くの人に見られ、嫉妬心など悪い目にも晒されてしまう可能性があるからだとか。

ほかにも、スザニは母親から娘へ引き継ぐもの、転じて、幸せや健康が続くように、子孫が途絶えないように、などという説も。面白い習わしですね。

Where should I buy?

スザニはどの観光地でも手に入りますが、都市によって柄や縫い方に特徴があります。

特に有名なのはブハラ。

観光地タキ周辺では、選びきれないほど沢山のスザニショップが並んでいます。

ブハラのスザニは、白い布地に色鮮やかなザクロや花々が、中心から放射状に広がるように刺繍されているのが特徴的。比較的、日本人好みの色合いの印象。

ウズベキスタン東部、ナマンガンの刺繍は、布地、刺繍糸ともにカラフルなのが可愛く、きめ細やかな縫い目が美しいスザニ。

サマルカンドから車で1時間ほどの街、ウルグットには大きなバザールがあり、ヴィンテージのスザニを購入することもできます。ただ、50年以上昔のスザニは文化財保護目的のため国外への持ち出しが禁止されていますのでご注意ください。

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SUZANI INTERIOR – Rishta (srprishta.com)

【リシタン陶器】

スザニ同様、伝統ある手仕事でつくられる一点ものの工芸品、陶器。

特にウズベキスタンの東部、フェルガナ地方Rishton(リシタン)は、1000年以上の歴史をもつ有名な陶器の産地です。

天然釉薬で作られた青色が特徴的で、各国から訪れる観光客にも人気のリシタン陶器。

透き通るような青緑色に、繊細な細密模様が伝統的なスタイルですが、ここ数年は、カラフルで暖かい色味の、ポップなデザインの陶器も非常に人気になりつつあります。

描かれる細かい模様は、一枚一枚手描き。お花や幾何学模様など、柄は職人によって異なります。

華やかな細密模様で、大皿一枚でも食卓の見栄えがグッと上がること間違いなし。

カラフル可愛いコーヒーカップとケーキ皿があれば、毎日のおやつタイムが今まで以上に楽しみに。色違いでたくさん揃えたくなっちゃいます。

Where should I buy?

各都市の土産物屋で売られている陶器はだいたいリシタン陶器ですが、生産地で購入すればもっとお買い得。

リシタンには見学可能な工房も。制作過程も知るほどに、ますます愛着が湧いてきちゃいます。

陶器は、ほかにも有名な産地がいくつかあります。リシタンへのご旅行も、ほかの産地へのご案内も、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。

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リシタン陶器 | ウズベキスタン雑貨ショップ | Rishta (srprishta.com)

ギフトにもぴったり! 手仕事の温かみ溢れるウズベク雑貨

【アドラス】

Adras(アドラス)は、日本の絣と同じような手法で織られた、ウズベキスタンの伝統的なファブリック。

色とりどりの鮮やかな色合いが特徴的で、民族衣装にも用いられます。

植物やザクロ、蝶々、ハートなど生地のデザインが決まると、そのデザインに合わせて糸を染め、丁寧に織られます。

コットン100%、コットンとシルクの混合、シルク100%など素材も様々。

土産物屋でよく見かけるのは、アドラスを使用したバッグやポーチ、ストールなど。

パっと目を引く色合いと華やかな大柄は、コーディネートのアクセントにぴったりです。

アドラスを取り入れたお人形やぬいぐるみも愛らしく。ちょっとしたギフトに喜ばれそう。

大きなバザールでは生地そのものを購入することも可能です。

ハンドメイド好きの方は、ぜひ自分だけのアドラス雑貨をつくってみてくださいね。

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の検索結果: 128件 – 結果 ”Adras” – Rishta (srprishta.com)

【レザークラフト】

ウズベキスタン土産で革製品はあまりメジャーではないものの、良質なレザーを比較的安価で購入できるのも魅力的。

国内産のものだと、タシケントやナマンガンの、牛や羊の革を使用しており、丈夫でありながら柔らかく滑らかな質感です。

一つひとつ手仕事でつくられ、シンプルだからこそ、ディティールに職人さんのこだわりがしっかり詰まった一点もの。

カラフルかわいい柄物の多いウズベク雑貨ですが、洗練されたレザーのお財布や名刺入れは、マニッシュなものが好きな方への贈り物にぴったりです。

フォーマルにも合わせられます。

Where should I buy?

タシケントには近年、レザークラフトを扱うお洒落な雑貨ショップが続々と増えています。

現地産のレザーにこだわったお店も多数。

伝統的なウズベクモチーフと現代的なデザインを組み合わせたお店から、洗練されたモダンな作品をつくるお店まで。好みのレザー製品がきっと見つかるはず。

サマルカンド旧市街地にも、良質なレザー製品をつくるお店があります。

【キャメルウールの靴下】

お手軽なお土産品としておすすめなのはキャメルウールの靴下。

ヒヴァのものが特に有名で、お土産物屋では糸を紡いで編んでいるところも見せてくれます。

1足5ドルほどで買えるので、家族や友人へ、たくさんの人へのお土産が必要なときにぴったり。

ふわふわで暖かく、冬のルームソックスとして大活躍。キャメルの優しいブラウンは、インテリアともよく馴染みます。

マニアにはたまらないディープなウズベク土産 ソ連ヴィンテージ

【ソ連ヴィンテージ】

バザールでのお買い物が楽しいウズベキスタン。

大きなバザールでは一般的なお土産物も購入できますが、それだけじゃ物足りない方は、ぜひ蚤の市へ。

蚤の市には、ソ連時代から残る世界各国のヴィンテージ品が集まっています。

ソ連デザインのアンティーク食器は、ビビットな水色やオレンジで描かれた、綿花など丸みのあるコロンとした模様がとてもかわいくて。

今は使われていないコインや紙幣、映画の中でしか見たことないような古いカメラや方位磁針にも、レトロ好きの物欲が刺激されます。

日本ではなかなか直接手にとって見ることのできないソ連ヴィンテージ。

ウズベキスタンでは、蚤の市巡りも、ぜひ満喫していってくださいね。

Where should I buy?

ウズベキスタン最大の蚤の市といえば、タシケントのヤンギアバッドバザールは外せません。

食器はもちろん、顕微鏡、鉱石、当時の新聞まで、ありとあらゆるもので溢れかえっています。

ローカルな雑多感、マニアックな掘出し物を楽しみたい方にぜひおすすめのバザールです。

サマルカンドにも日曜日限定の大きな蚤の市が。また、サマルカンド郊外、ウルグットのバザールでは、ヴィンテージのスザニを楽しめます。

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VINTAGE – Rishta (srprishta.com)

ばらまき土産はバザールで ウズベキスタンの気候を存分に活かしたナッツ・ドライフルーツ

【ナッツ・ドライフルーツ】

食べ物のお土産ならぜひおすすめしたい、ナッツとドライフルーツ。

乾燥地ウズベキスタンで食べるナッツやドライフルーツは、甘みがぎゅっと濃縮されていてとっても美味しいのです。

中央アジアが原産地の一つであるアーモンドやアンズ、種類豊富なレーズン、ほどよいスナック感で食べる手が止まらなくなるヒヨコ豆や砂糖をまぶしたアーモンド。

どんなバザールでも山積みで売られており、現地の人々も、来客時のお茶菓子に、袋にどっさりと詰めて買っていきます。

お土産用に丸く盛られたアソートも、見栄え抜群でおすすめです。

ウズベキスタンでなら安くたくさん食べられるのが嬉しいメロンも、ドライフルーツとして売られています。

日本では物珍しいドライメロンは、甘党の方へのお土産にぴったりです。

【ナヴォット】

飴色になるまで煮詰めて固めたお砂糖、ナヴォット。

黄金糖のロックキャンディといった風貌で、鉱石のようにキラキラ美しい見た目がお土産にもぴったり。

適度な大きさに割って、お茶に溶かして飲まれます。

現地の人いわく、風邪をひいたときはナヴォット入りのお茶を飲むと良いとか。

日本でいう生姜湯のようなものでしょうか。

ウズベキスタンでは日常的にお茶をよく飲むので、美味しい茶葉もたくさん。ナヴォットと一緒に贈るのもおすすめです。

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